なんくるないさ part2

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羽衣伝説と日本初の名勝・三保松原の魅力!富士山との美しい絶景スポットも必見!

こんばんは、ららぽです♪

三保松原

静岡県静岡市清水区にある沿岸の約5㎞にわたる松林。

この松林が有名な三保松原です。

大正11年(1922)に日本初の名勝に指定されました。

何十枚も撮って選んだ一枚がコレです (^_^;) しんど

その松原の中央付近には「羽衣の松」がありました。

羽衣の松

推定樹齢約300年

薄暗くてよく見えませんが、この松は三代目。

初代の松は宝永4年(1707)以前の震災によって海中に没したと言われていて、二代目の松は平成25年に枯れてしまったそうです。

日本各地に伝わる「羽衣」伝説は駿河国三保松原を舞台としたのが本曲だそうです。

羽衣伝説

昔々、三保の小さな村に伯梁(はくりょう)という若い漁師が住んでいました。
ある日彼は松の枝に美しい衣が掛かっているのを見つけました。
彼がそれを手に取ったとき、突然天女が現れて言いました。
「それは天人の羽衣です。どうかお返しください」
しかし、伯梁は天女の申し出を断りました。
すると天女は泣き出してしまい言いました。
「その羽衣がなければ私は天へ戻ることができません。どうかそれを返してください」
そこで伯梁は言いました。
「もしあなたが天人の舞を舞ってくれたら返しましょう」
すると天女はうなずき、続けて言いました。
「羽衣がなければ舞うことができません。先に羽衣を返してください」
しかし、伯梁は言いました。
「もし、先に羽衣を返してしまったら、あなたは私に舞を見せずにすぐに飛び立ってしまうでしょう」
すると天女は言いました。
「疑いの心をもっているのは人間だけです。私達天人には偽りの心はありません」
伯梁は天女の言葉を聞くと自分の振る舞いを恥じて羽衣を天女に返しました。
天女は喜んで美しい春の景色の中で天人の舞を舞いはじめました。
そしてそのまま富士山を超え、天高く上っていきました。

静岡県三保松原文化創造センター「みほしるべ」より引用

 

羽衣の碑(エレーヌの碑)

能「羽衣」をパリで上演し、三保松原に憧れつつ35歳で亡くなったフランス人舞踏家エレーヌ・ジュグラリスさんの遺髪を納めた碑です。

彼女に捧げる薪能が毎年10月に行われているそうです。

ちょっと見てください。

この松すごくないですか?

枝は地面に付いていないのですよ ( ゚Д゚) いろんな松がいて面白かったです。

羽車神社

羽衣の松の側にある羽車(はぐるま)神社は神様が向かう御穂(みほ)神社の離宮。

ここに羽根のついた空飛ぶ「羽車」に乗って神様が降り立ちます。

そして・・・

この全長約500mの神の道を通り御穂神社へと神様は向かいます。

途中、鶴が飛び立つような形をした松の木もあり、日が暮れる頃には足元のライトが灯り幻想的な雰囲気に。

そこから更にズンズン進んで行き

御穂神社に到着。

御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)と三穂津姫命(みほつひめのみこと)

除災招福、家庭円満、縁結びの神々として祀られています。

神宝には、天女がまとったと伝わる「羽衣の裂」があります。

筒粥神事

一年の世相と農作物の吉凶を粥で占う神事。
2月14日の深夜「羽衣の松」前の浜辺で神迎えの儀式を行い、神の道を通り御穂神社に神様をお連れします。
粥を炊いている釜に複数の竹筒を沈め、入った粥の分量で占います。
この粥を食べれば無病息災に。

静岡県三保松原文化創造センター「みほしるべ」より引用

 

御穂神社のお話はまた改めて記事にしたいと思います。覚えていれば・・・(/ω\)

最後に

三保松原、知れば知るほど興味深く、絵画や浮世絵、松林の遊歩道に掲げられた詩歌にも目を奪われるのでした。

神の宿る神聖な松の木。

門松や正月飾りにも欠かせないものですね。

青い空に青い海、雄大な富士山と神秘的な松林、絶景と呼ぶのに相応しい場所。

訪れることができて本当に良かった。

一年の終わりに洗われた気がしました。

ありがとうございます。

 

では、また。

 

※この記事の多くは 三保松原おさんぽマップ を参考にさせていただきました。

 

清水灯台(三保灯台)日本初の鉄筋コンクリート造灯台 100年以上現役

静岡県三保松原文化創造センター「みほしるべ」

住所:静岡県清水区三保1338-45

電話番号:054-340-2100

開館時間:9:00~16:30 年中無休

駐車場:無料 173台

 

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