こんにちは、ららぽです。
日本平からロープウェイに乗り、東照宮へ行ってきました。
高所恐怖症にはちょっと無理かと思いましたが東照宮へ行くもう一つの手段が、表参道から1159段の階段を登るという途方もないアクセス。
少し迷ったけど、おとなしくロープウェイに乗ることにしました。
乗っている間ずっと瞼を閉じて楽しいことだけ考えて・・・ (^_^;)
久能山東照宮
久能山東照宮は徳川家康公を御祭神としてお祀りしています。
生前、家康公は自分の死後について
「遺体は駿河国の久能山に葬り、江戸の増上寺で葬儀を行い、三河国の大樹寺に位牌を納め、一周忌が過ぎて後、下野の日光山に小堂を建てて勧請(神仏の分身・分霊を移して祀ること)せよ、八州の鎮守になろう」
との遺言を残したため、2代将軍秀忠公が久能山東照宮を創建しました。
楼門
「東照大権現」の額が掲げてあるので「勅額御門」とも称するそうです。
元旦は午前0時に開門し、午前6時までにご参拝の方に先着で恒例の縁起物「福箸」を授与するとのこと。
私達はこの日を年末詣として、今年も無事に過ごせた事に感謝して参拝しました。
日光東照宮はもう何度足を運んだか覚えていませんが、久能山東照宮を訪れたのは初めてで日光ほど規模は大きくないのですが、全国にある多くの東照宮の原型になったというこちらの御社殿は重厚なものでした。
御社殿の側面です。
左端の方に逆さ葵がありました。
逆さ葵
逆さ葵 は間違えたわけでなく、あえて逆さにしています。
これには「世の中には完全なものはない」とう意味があるそうです。
日光東照宮には 逆さ柱 がありました。
「満つれば欠ける」という諺により不完全な柱にし魔除けにしたそうです。
神廟(しんびょう)
徳川家康公の御遺体が納められた廟です。
当初は小さな祠だったそうですが3代将軍家光公によって石造りの塔に改めたそうです。
家康公の遺言に従い西向きに建てられています。
西を向いているのは、故郷の三河を眺めるためとも、西の勢力に睨みをきかせるためとも言われているそうです。
※家康公の遺言によって最初に葬られたのが久能山東照宮で、後に日光東照宮へ移したと思われていましたが、実は遺体はどちらに安置されているのか定かではないそうです。
その角には、家康公が可愛がっていた馬のお墓もありました。
愛馬にもそっと手をあわせました。
最後に
少年時代を駿府で過ごし、天下統一後にまた駿府に戻ってきた家康公。
75年の人生のうち3分の1を駿府で過ごしていました。
駿府は家康公の第二の故郷です。
戦乱の世を生き抜いてきた家康公はいまはもう眠っています。
いえ、愛する馬とともに大空を駆け抜けているのかも知れません。
時を経て、いまもなお人々の心に残る家康公。
どうぞ安らかに。
では、また。
久能山東照宮
住所:静岡県静岡市駿河区根古屋390
電話番号:054-237-2438
拝観時間:9:00~17:00 年中無休
拝観料:大人500円 小人200円